旅立ちは平日の夕方

友達がまた一人旅立った。夜は寝る時間ですよ、朝になったら起きましょうとか、物事にはそれぞれに見合った時間があるというけれど、何かを感じたときはいつだってグッドタイミングなのだから、ただ胸を張っていればいいのだと思う。先日観た「桐島、部活やめるってよ。」がとにかく素晴らしくってラストシーンに目を熱くしたわたしは完全なる勝者。久しぶりに留学時代の日記を読み返したら、「There is nothing more than we have.」だとか「We're the happiest girls in the world!」だとか「I can't express how moved I was.」だとか、とにかくオーバーな表現があちこちに記されていて、ああ、今のわたしに欠けている部分はここだよなぁ、と腑に落ちた。未知への不安を一瞬にしてぐるっと取り囲んでしまうようなとびっきりの高揚感。横断歩道の白い部分だけを踏んで歩くのも、すべてを踏んで歩くのも同じ距離なのだから、どうせなら全部楽しんでやろう。月初に新しくした手帳も10日も経てば、もうすっかりわたしのモノになっていて、こんな風に物事は知らない間に始まりでも終わりでもない場所に行くのだから、後はもうそれを楽しむに尽きる。夢を買った。お金で買える夢もあるのだから、お金は使わないと勿体ないなぁと思う。来週、くるりのアルバムが出る。19曲入りだなんて、やってくれるなぁ。こないだは米子まで行ったけど、次のツアーは福岡に行く。「ねえちゃん、大阪から来たと?」3年ぶり、大好きな街。カメラを持っていこう。

最近はダディ竹千代&東京おとぼけCatsばっかり聴いている。

今はただ何もかも全てが僕の為に
生きていると思う
ドアをあけて 出て行く人もいる
ドアをあけて 帰る人もいる