入り口

フジのとき同様、サマソニ翌日からバリバリ働いている。いざサマソニが終わってみると、夏が終わった感がすごい。今日も日が暮れてから外に出たら秋の匂いがした。サマソニの思い出をちょこっとだけ書こうと思う。

サマソニ当日は、何の疑いもなしに逆方面の電車に乗って気づいた頃には京都まで来ていて、聞いたこともない駅に降り立ち、地元のおじいちゃんに助けられ、「気ぃつけていくんやで」と肩を叩かれて会場に向かうという、今だから笑える幕開け。確かにわたしにしては珍しくすいすい支度ができたし、忘れ物も何一つなかったから何かあるなぁとは思っていたけどここまでとは。もちろん友達との集合時間には間に合わなかった。ごめんね。だけど、大型野外フェスで一番のストレスであるシャトルバス待ちの列というものが今年はなくて、最寄り駅に着いて一歩も止まらずバスに乗ることができた。運営改善?それともあの時間が穴場?来年以降もこんな感じでお願いします。
観たのは予定していたものとほぼ同じで、きゃりーぱみゅぱみゅ(8割がた違うことを考えていたけど)→Grouplove→The Vaccines→Passion Pit→Deach Cab For Cutie→吉井和哉Franz FerdinandGREEN DAYでした。ベストアクトは、やっぱりフランツ!超王道のセットリストに1時間半踊りっぱなしでした。きもちよかったー。次点はPassion Pit。彼らの曲をシンガロングする私たちにもっともっと、とマイクを向けるマイケル。この光景は何回観てもだめだ。泣いてしまう。新作から前半の数曲しか聴けなかったので単独を期待したい。フランツ、パッションピット同様楽しみにしていたThe Vaccinesは、正直言って最悪だった。終わった直後は、ヴォーカルが夏バテ気味だったしなぁ、とかそれともこういうテンションのバンドなのかなぁ、とか思っていたけど、あの演奏ははっきり言って最悪だった。確かに機材トラブルはあったにせよ、あのヴォーカルの態度はなんだ。ふざけんな。音源が最高なだけにかなり残念だけど。逆にGrouploveは、想像を遥かに超えて良かった。音源を聴き込んでステージ観たら泣いちゃってたかもなぁ。化けもんみたいなバンドだった。これはこれからどんどん化けるわ。楽しみ。今年はシガーロスで締めようと思っていたんだけど、一目観ようと足を止めたのが最後、GREEN DAYを許される時間ぎりぎりまで観た。ビリーが「This is it!」って連呼するものだから、えらく感動してしまった。

まさにこんなライブだった。あのステージを観なかった人は損してるなぁ、と思うほどに良いライブでした。帰りのシャトルバスで相席だったおじさんもありがとう。楽しかった。また来年。

わたしの夏は終わったので、ここから始めよう。とにかくこれからもずっとずっと音楽を大好きでいたい。11月には福岡に行く。3年ぶり。大好きな街。福岡は勝手に雨のイメージ。楽しみ。美味しいものをいっぱい食べたい。

言葉にすることで生まれる強さと弱さだったら、わたしはやっぱり強さを信じたいけど、公言することの強さと弱さだったら弱さを信じたいなぁ、なんて思いながら夜道を歩いた。