群青

ただ師走というだけで忙しい毎日を送っている。年内の流れもやっと決まった。少し働きすぎな気もするけれど、これくらいがちょうど良い気もする。目の前に山が立ちはだかるときは、その先のご褒美のことをひたすら考える。美味しいもの食べたい。

それにしても最近は今年一番の寒さじゃないのかと思えてしまうほど寒くて(今日は少しマシだったけど)ちょっと参ってしまっている。12月ってこんなに寒かったっけ。内側がフリース仕様のあったかい手袋を手に入れたし、今季流行りの「スヌード」とやらも手に入れたし(楽だし超ぬくい!)、あとは毎日着たくなるコートがあればなぁ。Pコートもモッズコートも今持っているものは随分くたびれてしまっているので、いい加減新調したいと思っているのだけれどなかなか、これだというものに巡り会えなくて、手放せずに悪循環。髪の毛切りたいけど、切るの勿体ないなんて同じところをぐるぐる。でもその感じ、嫌いじゃない。25歳ってさすが四捨五入したら30歳なだけあって、服の好みの系統もうっすらだけど変わり始めている気がする。


海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

吉田秋生の『海街diary』の待望の新刊「群青」が発売した。すずちゃんと大切な仲間が海沿いを走ったり歩いたりするシーンのワンカットの美しさにやられる。空と海の比率が完璧すぎる。『海街diary』は、将来にわたって、とある町の小さなお好み焼き屋さんの本棚に並んでいることを願ってやまない傑作です。


たからじま

たからじま

シャムキャッツの新譜『たからじま』がとても良くて、部屋で聴いたり車で聴いたり、とにかく毎日たくさん聴いている。菅原くん作詞作曲の「手紙の続き」が、くるりのあの名曲(あえて伏せる)の上を軽く越えている気がして、ちょっとばかし動揺している。聴けば聴くほどそう思う。ああ。

靴の紐を二重に結ぶ少年の
書きかけの歌が部屋に響いている

どうやったらこんな歌詞が書けるんですかね。エンディングを彩る終盤のコーラスがまたとても良い。菅原くん作詞作曲の曲もっと聴きたい。と、こんな風にうっとりしていたら、次の「さよならアーモンド」という曲があんまり頭に入ってこないんだけど、その次の「おとといきやがれ」という曲がこれまたすごい。夏目くんが作詞作曲のこの曲は、「君に優しくすると損する」から始まって「むき出し」だとか「甘ったるい」だとか、おまけに「メロン いちご マンゴー すいか ソーダ加えて恋の味」だなんて、曲名からは想像もできないほどのとろっとろの言葉が並ぶのだけど、その言葉たちも顔負けの甘い甘い声で夏目くんが歌うという。ああ、これはライブで聴いたら、相当やばいんじゃないだろうか。「SUNNY」という曲の「いいお天気だよ」「feel so good」の掛け合いも素晴らしい。年が明けたら、前野健太くんの新譜が出る。楽しみ増やしてなんぼの世の中だな、とつくづく思う。いよいよ今週末は選挙の投票日。みんな、選挙に行きましょう。それにしても自分が属する選挙区に、入れたい政党の候補者が居ないなんて、今の選挙制度小選挙区制など)はどうかしてるなぁ。何はともあれ、我々国民一人一人が意思を提示しないと、この国は救えないところまで来てしまったので、選挙に行きましょう。だいすきな日本の未来のために。


最後に「群青」繋がりでスピッツの「群青」を。


鳥を追いかけて 裸足でかけだす 青く染まっていくよ

すずちゃん(『海街diary』)にはこんな風に幸せになってほしいです。

どれほど遠いのか知らんけど 今すぐ海を見たいのだ
明日とか未来のことを 好きになりたいな少しでも

群青

群青